意識がない。駄目か?|起業

 クソッ、意識がない。駄目か? いや、まだ暖かい、心臓が動いている証拠だ。すぐにでも病院に連れて行けば助かる。あれっ、スコップ? 何でスコップを握ったまま倒れているんだ瀬野のヤツ。あっ、浜田だ。浜田が瀬野の下にいるんだ。どけ、どけるんだ瀬野。重い、クソ重い。何だってこんなに重いんだ瀬野のヤツ。

 よし、浜田もまだ暖かい。暖かい間に病院に連れて行けば助かる……そうか瀬野のヤツ、浜田の姿を見つけて助けようとしたんだ。それでスコップを持って来たんだ。

 広場から続く斜面に転げ落ちたような跡が残ってら。だが、どうしたら良い。このままふたりをこの場所において置くと危い。だからといって俺ひとりではふたりを運ぶ術がない。だからといってこのままこの場所にいても、三人とも危ない。

 あれっ、瀬野が左手に持っているのは何だ? 金と銀のブレスレット? 確か、久美子が持っていたものだ。それなのにどうして瀬野が持っている? あれっ、浜田が持っているのは腕時計じゃないか……、これは俺が久美子にプレゼントした時計。あの時、証拠が残らないようにと一緒に埋めたはずだ。……、本当は死んでなかった? 久美子は死んでなかったのか? それで恨みを晴らそうとこんな事をしているのか?

 ――信吾さん、すごく寒いの。すごく寒い、まるで凍えてしまうみたい――どこから聞こえた?

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小屋に舞う白い雪シリーズ

  1. ミステリー小説|白い雪
  2. 小屋に舞う白い雪-SP版
  3. どこに行かれた
  4. 気にならないのか
  5. 毛布に包まって
  6. 小説の書き方

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